2019年3月30日

他の49 サントリー 角瓶 ポケット瓶

サントリー 角瓶 ポケット瓶 180ml ウイスキー
原材料:モルト、グレーン
アルコール分:40度

もはや超有名で特に語ることもないサントリーの角瓶。
180ml入りのポケット瓶は意外と高くて、スーパーで537円。
実は角瓶って自分で買うのは初めて。
いつの間にか消えた黒角っていうのは買ったことがあるんだけど。
てなわけで普通に飲むのもたぶん初めて。
少し水を足して飲んでみた。

香りはやわらかく甘そうで穏やか。樽というか木の印象も強い。
刺々しさやキツさがなくトリスレッドとは違う雰囲気。
後で薄まってきたら少し酸味もありそうな感じもしてきた。
飲むと確かに甘く、でも思ったほどではなく結構すっきりしてるかも。
うっすらと穀物っぽい苦味も感じる・・・ような。
少しピリピリと刺激もあるけど喉ごしもなかなかスムーズ。
こくんと飲み込むとバニラアイス的なさわやかさが広がってくる。
でも最後まで残るのは甘い余韻かな。

意外とライトというか飲みやすいウイスキーだなと思った。
コクがあるというよりは甘味が乗っているイメージ。
水で薄まってもあまり印象が変わらないようにも思える。
甘めだけど食事にも合うようだし、なるほどなという感じです。

2019年3月27日

酒の533 キング醸造 桜浪漫

キング醸造 桜浪漫 180ml
原材料:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール、糖類
アルコール分:13度以上14度未満

少し前に飲んだトップバリュカップを造っているキング醸造の製品。
昔飲んだ鬼ころしもそうだけど糖類入りで13度がここのスタンダード。
どれも大体安くて、この桜浪漫は近所のスーパーで105円。
何だかんだいってよく見かけるのでつまり売れてるんでしょう。
ちなみに公式サイトの商品情報では「さくら」は漢字表記。
そのまま常温で飲んでみた。

香りはやや苦味のある甘酸っぱさという感じ。アルコール感が強い。
飲むと、酸味が前面に来て軽い苦味がありつつ後から甘味が出てくる。
甘味にはちょっと熟成感というか一癖あるような気もする。
喉ごしは結構辛いかも。舌にもヒリヒリした感じが残る。
ただし不思議と嫌味はなく、度数も低いのでさっぱりとしたお酒。

んーなんだろう。悪くない。もちろん値段を考えればだけど。
何か食べながらだとすっきり淡麗辛口で、なんだかいいですよ。
この値段でこの内容なら売れるのもわかる気がする。

2019年3月24日

他の48 ヘネシー V.S フラスク

ヘネシー V.S フラスク 200ml ブランデー
原材料:表記なし
アルコール分:40度

いよいよブランデー。このヘネシーVSはコニャック、ですね。
まともなブランデーで気楽に買えるのってこれくらいしか見ないなあ。
コンビニでよく見かけるけど今回は近くのスーパーで991円で購入。
原材料の表示がないけどブランデーはそれが普通ということかな。
ついでに原産国の表示もないけど、まあフランス産ですよね。

ブランデーはだいぶ前に少しなめてみた程度。
つまりほとんど知らない。楽しみだな。
そのまま常温で飲んでみた。

香りは甘酸っぱくてフルーティで、確かに少しブドウっぽいかも。
アルコール感がなかなか豊かで目にふんわりしみてくる感じ。
ちょっとゴムっぽい感じもするのは樽なのかなあ。
イマイチよくわからないけどやはり華やかな香りだなと思う。

飲むとさらにゴムっぽいかも。でもとろりとした甘味も感じる。
口から喉、喉から胃にかけてカーッと熱い刺激。
舌に残るのは、これはレーズンっぽいって感じかなあ。
レーズンをさらに凝縮した、煮詰めたような風味。

さて今回ブランデーというかコニャックを初めてまともに飲みましたが。
なるほどこれは、ウイスキーとは似て非なるものなんだなあと。
でもってこれは結構好きかもしれないなあと。
ちょっといろいろな飲み方を試してみたくなった。
でもブランデーなんてお高いから、はまってしまうと、ねえ。

2019年3月21日

酒の532 中村亀吉 特別純米辛口酒 亀吉

中村亀吉 特別純米辛口酒 亀吉 300ml
原材料:米(国産)、米麹(国産米)
アルコール分:15度以上16度未満 精米歩合:60%

玉垂の蔵元「中村亀吉」の特別純米酒、亀吉の3デシ。604円で購入。
ここはいくつか飲んでるけど、「津軽娘」という純米酒は好きだったな。
なので今回も飲むのが結構楽しみだったりする。
常温で飲んでみた。

香りはしっかり甘そう。かつ酸味も結構ありそう。
なかなか華やかさもあり、目にしみるような溶剤っぽさも。
飲むと最初は甘味ではなく軽い渋味と酸味を控えめに感じる。
でもすぐにコクのある、でもさっぱりとした甘味が強く広がる。
喉ごしはピリピリと来てシャキッとしてる感じ。
飲み込んだ後はほんのり苦味とほどよい渋味が残り、きれいな後口。

ついもう一口と手が伸びてしまう。これはかなり好きなタイプ。
せっかくつまみを用意したのに気が付くと酒だけすいすい飲んでるし。
飲んでるうちに「津軽娘」の記憶が頭の奥から呼び起こされてきた。
そういやこんな感じだったっけ。まあこっちのほうが辛いと思うけど。

2019年3月18日

他の47 アーリータイムズ イエローラベル

アーリータイムズ イエローラベル 200ml ウイスキー
原材料:グレーン、モルト
アルコール分:40度 原産国:アメリカ

今回は「アーリータイムズ」のポケット瓶。というかペットボトル。
とあるコンビニで450円で売られていた。本来は確か600円くらい。
アーリータイムズは何回か買ったことがあるなあ。
すごくおいしいときも、そうでもないときもあった。今回はどうでしょう。
ちなみにこのボトル、ポケットになじむように少し湾曲している。
そのままクイクイっと飲んでみた。

香りはちょっと甘そうで、樽というか木材っぽいさわやかさ。
なんか思ったよりも結構しっかりした香り。
飲むとやや甘味があってすぐに苦味というかビターな感じが広がる。
全体に揮発性っぽいカーッとした、確かに焦がした樽っぽい風味。
ややそっけない荒っぽさと口の中がスーッとするさわやかさがある。
ころんと落ちるような喉ごしで、じわじわと甘酸っぱい余韻。
この喉ごしに個人的にはバーボンらしさを感じる。

今回はそこそこに甘く、荒々しさもそれほどでもなかったかな。
わりとすっきりスムーズな印象を受けた。
ポケット瓶でグイッと飲む、なんてのにもすごく合ってると思う。

2019年3月15日

酒の531 八戸酒類 八鶴 純米吟醸 カップ

八戸酒類 八鶴 純米吟醸 カップ 180ml
原材料:米(国産)、米麹(国産米)
アルコール分:15度 精米歩合:50%

続いては八鶴の純米吟醸カップ、350円。
ずいぶん前にこのラベルのシリーズの純米カップを飲んでいる。
かなりの年数を経ての二本目。確かもう一本「吟醸」も出てるはず。
少し冷えてるかもしれないけどほぼ常温・・・で飲んでみた。

香りは華やかで甘酸っぱく、わりと酸味が強そう。
飲むとやはり少し華やかな甘酸っぱさがあるも、思ってたよりはあっさり。
中間はスッと軽くて苦味がありすっきり辛めの喉ごし。
飲むほどに苦味が強まってくるような印象を受けた。

華やかさでなんとなく甘く感じるけど実は結構すっきり辛口かも。
全体的に軽めな感じで、そういえば昔飲んだ純米もそうだった。
個人的にはちょっとこの苦味の強さは苦手な部類かなあ。

2019年3月12日

酒の530 六花酒造 じょっぱり御神酒 純金箔入

六花酒造 じょっぱり御神酒 純金箔入 180ml
原材料:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール、金箔
アルコール分:15度

某スーパーの処分品コーナーにあったお正月用の金箔入り御神酒。
価格はなんと54円。元はたぶん200円ちょいくらいだと思う。
まあ時季モノとは言え嗜好品の極端な割引はどうかと思ったりもしますけど。

六花の金箔入り御神酒といえばだいぶ前にも買ったことがある
あーそういえばあの時も処分品コーナーだったじゃないか。
瓶のプリントは変わってるけど中身は一緒じゃないかな。
というか金箔以外はじょっぱりカップと同じお酒だろうと思う。
そのまま常温で飲んでみた。

香りはぷうんとほんのり甘味があって日本酒っぽい感じ。
製造が去年の11月でわりと新しいせいか少しさわやかな印象がある。
飲むと、思ったよりしっかりと甘くて酸味もそれなりにある。
甘味は少しまろやかで舌にとろっと絡んでくる感じ。
酸味はおとなしめだけど、どことなくフレッシュな雰囲気。
甘味酸味は飲み込む寸前ですっと消え、ややピリッとする喉ごし。
後味はすっきりしていて軽い甘味とわずかに苦味の余韻が残る。

アルコール感がそれなりにあり、味わいはまあ普通酒のそれだと思う。
でもなんだか結構いい感じにこなれているような気がするな。
酸味に嫌味がないのと苦味がごく軽いのが個人的に好ポイント。
ちょっと当たりだったかも。買い占めちゃおうか?・・・いやいや。

2019年3月9日

酒の529 鳴海醸造店 菊乃井 特別純米酒

鳴海醸造店 菊乃井 特別純米酒 300ml
原材料:米(国産)、米麹(国産米)
アルコール分:15度 精米歩合:60%

今回は菊乃井の3デシ特別純米酒、540円。
ラベルは簡素だけどサイトを見ると日本酒度は+10、米は華吹雪とのこと。
菊乃井の純米系って初めてじゃないかなあ。楽しみだ。

常温で飲んでみた。
香りは熟成した酸味を感じ、少しスーッとして辛そう。
どことなくおしろいっぽいし、酸っぱいリンゴのようでもある。
飲むと、口当たりはおとなしめ。遅れてやわらかい甘味がほんのり。
酸味は強くはないかな。そのかわり苦味と渋味が結構しっかり。
喉ごしはひりひりと辛い。苦味と渋味でより辛いのかも。
後味も基本辛めなんだけど熟成感と甘味がじわじわ顔を出す。

ややぬるめの熱燗にしてみた。
香りはちょっとアルコール感があって、辛そう。
飲むと、常温のときよりも酸味が出て少し甘酸っぱい。
苦味と渋味からのキリッとした喉ごし。後味は少し軽くなったかな。

飲むにつれ「やっぱり辛口だ」という印象が増してくる。
派手さはないものの日々の晩酌に向いたお酒という感じかな。

2019年3月6日

酒の528 八戸酒造 陸奥男山 クラシック カップ

八戸酒造 陸奥男山 クラシック カップ 180ml
原材料:米、米麹、醸造アルコール 国産米100%使用
アルコール分:15度

久々の陸奥男山カップ、230円。前に飲んだのはもう六年も前かあ。
以前は金撰とかだった普通酒が今は「クラシック」になっているらしい。
名前は変わっても容器は変わらずプリント瓶。レトロ調ですね。

そのまま常温で飲んでみた。
香りは少し甘味が前に立ち、日本酒らしい普通酒らしい香り。
嫌味はなくわりとコクがありそうな気もする。
飲むと少しマスカットっぽい甘味があり、すぐに強めの酸味が来る。
舌先に渋味を感じ、軽い苦味と辛さが喉の手前でカッとしみこむ。
キレはよく後味もかなりすっきりしている。

すっきりした酒という印象を持ってたけど、結構強めの飲み口。
酸味が印象的で全体をキュッと締めている感じがする。
辛さも少し増しているような気もしたけど、まあこれはどうだか。

ややぬるめの燗にしてみた。
少し甘味が増したかな。シャープだった酸味の角も取れたように思う。
全体にまろやかさが出てなかなかいい感じ。
ただしカーッとしみるような辛さやキレのよさは変わらない。
やや濃醇な辛口、という印象を受けました。

2019年3月3日

酒の527 あさ開 純米大吟醸

あさ開 純米大吟醸 300ml
原材料:米(国産)、米麹(国産米)
アルコール分:14度 精米歩合:50%

銀嶺月山幻の瀧と飲んできた3デシ純米大吟醸シリーズ。
三本目はあさ開を飲んでみる。近所のスーパーで500円で購入。
シリーズ六種類あるらしいけど今のところ見つかるのは四種類のみ。
というかこういうシリーズもので全部揃えてるのって見たことないな。
そういうものなんでしょうか。まあいいけど。
常温で飲んでみた。

香りはやや抑え気味ながら熟したオレンジのような柑橘っぽさ。
ほんのりと苦そうな、あるいは香ばしさもなんとなく感じる。
飲むとまろやかな口当たりでしっかりと甘く、酸味はフルーティ。
じわじわっとやや強めの苦味が広がるけど嫌な感じの苦味ではない。
飲み込むと舌の中ほどから喉にかけてサッと辛さが走っていく。
そのため飲み口は濃いめだけどわりとさっぱり辛めの印象。

値段が値段なんで純米大吟醸としては最低ランクなんだろうと思う。
けどなかなか飲みごたえがあるし、キレがよく食事にも合う。
わたくしにはとてもコストパフォーマンスのよい、いいお酒でした。